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お知らせメディア関連化学工業日報に掲載されました。
小ロット生産対応も強み
成形品ラインアップ豊富東洋ケミカル
平田社長東洋ケミカル(本社・佐賀 県唐津市、平田英俊社長)は1973年の創業。福岡県、佐賀県を中心にポリエチレン (PE)、ポリプロピレン(PP)などのオレフィン系資源プラスチックを調達し、原料回収、成形、販売までプラス チックマテリアルリサイクル の一貫体制を構築。長年蓄積 したノウハウと高い技術力で、高品質な製品を提供し、 循環型社会の構築に貢献して いる。
2024年(令和6年)7月17日(水曜日)発行 化学工業日報掲載記事より抜粋
同社は設備投資を継続的に実施しており、2019年には佐賀県唐津市の唐津工場近隣に唐津第2工場を新設。 福岡工場(福岡県糟屋郡新宮町)と合わせ、プラスチック成形品の製造能力は月間150トンに拡大した。
成形品の品数は豊富だ。土留杭、角材、標示杭、巡視路ステップ、調整リング、防護板、ジャッキベース、車止めやタイヤスロープなど、土木建設用、農業用、電力通信用、ガス・水道用、車両用の各種資材を幅広く取りそろえる。
カタログに収載している、こうした定番商品に加え、穴開けや切削加工を施したオー ダーメード品の生産も行っている。
幅広い品種の小ロット生産にも対応できることが同社の強みであり、これを可能にし ているのが、1991年に自 社開発した縦型連続成形プレ ス機。縦型にすることで、一 台の原料供給機と、形状の異なる複数の成形金型を接続でき、これにより需要量に合わせた効率の良い生産を可能にする。
生産の効率化とともに、同社が取り組みを強化しているのがBCP(事業継続計画)対策であり、今後、物流、在 車機能の強化・拡充に力を入れる。福岡工場の製造ラインを唐津工場に移管し、福岡工場は配送センターに作り変える計画だ。災害などで原料供給が滞る事態が生じても一定在庫を確保することで、再生プラスチック製品を安定供給できる体制を整える。